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 運転開始日 |
 2000年3月 |
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 処理量 |
 15m3(日) |
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 バイオガス発電電力量 |
 1,300〜1,400kWh(日) |
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町村農場は、大正6年に北海道石狩市で創業した農場です。2度の移転後、平成4年から江別市篠津地区で営農しています。
現在地へ移転したのは、周辺の宅地化が進むにつれ、酪農経営の持続が難しくなってきたからです。そこで新たに広い用地を確保し、あわせて経営規模も拡大することにしました。 移転に伴い、飼養形態は繋ぎ飼いからフリーストールへ、ふん尿の処理も従来の堆肥処理から、ふんと尿が混ざったまま液状でタンクに格納する液肥処理に変更しました。
液肥処理はタンクへの貯蔵が容易で、畑へ散布する場合の手間がかからない優れた処理法ですが、特異な悪臭を放つため散布時にはクレームも発生しました。地域の環境対策のために移転しましたが問題解決にならず、根本的な臭気対策がみつからないため困り果てていました。 |
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バイオガスプラントを初めて知ったのは、平成11年にコーンズ・バイオガス(旧コーンズ・エージー)から提案を受けた時です。国内の単体農家設置型の前例がなかったので、コーンズ・バイオガスと一緒にドイツへ視察に行き、同じメーカーのプラントを利用している施設をいくつか回りました。
ドイツの場合は日本とかなり状況が違っていて、農家が経営する発電所として、外部から色々なバイオマス資源を受け入れて、どんどんガスを発生させて商業ベースに乗っているところもありました。すごいな、と感心はしましたが、私の農場では自家発電に限られているので、間違いなく北海道の環境でも動くプラントであればいいと思っていました。 |
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コーンズ・バイオガスのプラントは、シンプルな構造で操作性が良いため、非常に簡単な操作で利用できるプラントになっていました。私は面倒くさいことが嫌いなので、これはいいかなと思いました。何となくやれそうだという感触を得たので、日本での実績はまだありませんでしたが、プラントの導入を決めました。
導入の際に補助金は利用しませんでしたが、導入に関しての相談にもコーンズ・バイオガスは色々乗ってくれました。単体農家で国内初の建設ということもあり、建設時にはプラントメーカーのドイツ人エンジニアの方も派遣されていました。相談相手が身近にいたという感じでしたね。 |
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バイオガスプラントを導入しての1番のメリットは、やはり臭気の削減ですね。全く臭わないわけではありませんが、散布しても臭いはすぐに感じられなくなるため、地域との共生が可能になり、精神的にとても楽になりました。バイオガスプラントは、ふん尿処理のほか、自社のミルクプラントで製品加工をする際の電力としても利用でき、私たちの経営スタイルにとても適した仕組みでした。 |
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ふん尿処理施設としての利用をメインに導入したプラントですが、経済的なメリットもたくさんあります。発電機を1日に約20〜24時間稼動させ、月に約4万kWh発電し、農場施設の使用電力の約6割を補っています。自家発電することで、月間30〜40万円、年間にして400万円程度の節約になっています。 深夜を中心に余剰電力が発生するため、グリーン電力証書システムの発電事業者として登録し、年間80万円ほどの収入もいただいています。
消化液(処理後のふん尿)は肥料として利用するので、それまでの購入肥料を約3割削減して、年間で200万円ほどの節約をすることができました。化学肥料を減らしてもそれまでの状態と変わらない圃場を維持できているので、もっと化学肥料の量を減らしていきたいと思っています。私の圃場での消化液散布を見て、周りの農家さんから「うちの畑にも」と声がかかり、撒いて差し上げていて、今年で三年目になります。 |
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